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 世界文化遺産の古墳群を上空から見下ろす初めてのサービスが、10月4日に堺市で始まることが決まった。ガス気球に乗り、地上約100メートルを十数分遊覧する。料金は大人4200円などに設定。市は観光の目玉となることを期待している。

写真・図版
古墳の上空を飛ぶ気球のイメージ=アドバンス提供

 事業を検討してきた市が21日、発表した。年中無休で運航は午前10時から午後6時まで。大仙公園(堺市堺区)に発着する。気球はアウトドア施設運営企業アドバンス(兵庫県豊岡市)が運航する。

 世界遺産の百舌鳥(もず)・古市古墳群のうち23基が堺市内にある。気球からは墳丘長486メートルの大山古墳(伝仁徳天皇陵)などの全景を眺めることができる。

 古墳群への影響がないか1年間検証し、問題がなければさらに6年間運航を続ける。

 利用料金は一般4200円、こども(16歳未満)3千円。インターネット経由で買うと200円割引となる。堺市民は一般3200円、こども2200円。障害者は大人3600円、こども2500円。チケットはアドバンス社が運営するホームページ(https://osaka-sakai-balloon.com/)か気球の発着場で、10月1日から販売開始予定。

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